函館に来たらココに寄りなさい

 

「十字街 来々軒」 byソガ直人(はこだて観光大使)

初めてのお店に入るときは、ある種の勇気がいるものである。とくに店構えがくすんでおり、いかにも流行ってなさそうな場合はなおさらである。

末広町にある中華料理屋の「来々軒」はまさにそんなお店。とにかくあやしい。一見するともう何年も前から店を開けていないかのようだ。サンプル品の並ぶショーケースは、これは何か生えてくるのではと疑わしくなるほど古く、何十年もとりかえられていないと断言できる。

ところが店内に一歩足を踏み入れた途端、こうした苦手意識が全く吹っ飛び、一気に驚きと喜びの感情へと変わる。そこには昭和10年創業から、何ひとつとして変わっていないであろうレトロ空間が広がっている。もちろん店内は掃除が行きとどいていて、東京浅草の老舗洋食屋にも通ずるなつかしい香りがプンプン漂ってくる。店員さんさえもお店と一緒に過去からやってきたかのような錯覚に陥る。しかも昼時はおそろしく繁盛しているではないか。ちなみに地元民の定番はオムライスである。

函館に来たらぜひこの異空間を味わって欲しい。来々軒は衝撃のレトロ空間である。

[data]
来々軒
函館市末広町16−3
※2016年1月に惜しまれながら閉店しました。

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ひのき屋
1998年に函館が生んだ「トラベリングバンド」。主なメンバーはソガ直人、しまだめぐみ、雨宮牧子、ワタナベヒロシの4人。旅人としての心象風景を、篠笛の息づかい、太鼓の振動、そしてギターの音色を中心に表現します。

アジアと西洋、過去と未来。時空を自由に行き来するひのき屋。彼らは、人々の冷え切ったこころを熱くします。個々の音がひとつに響く、伝統とオリジナルのジャパニーズ・ワールドミュージック。永遠の旅人・ひのき屋の物語は、行く先々でうねりとなって、世界を変えていきます。アジアも、ヨーロッパも、イスラムも。旅がつづく限り、僕たちは変わり続ける。代表曲は「プラタナスの樹」「足踏みダンス」。北海道新聞社・第8回「北のみらい奨励賞」受賞。

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コーヒー豆とこいのぼり
コーヒー豆とこいのぼり
ひのき屋2年ぶりの新譜「コーヒー豆とこいのぼり」。 昨年12月のブラジルツアーの模様をそのまま詰め込んだ、 フォークダンスにワタナベソング、しまだの唄にソガの笛ものと、 ひのき屋ライブの美味しいところをぎゅぎゅっと詰め込んだ最高の 一品ができあがりました!最新のアレンジで、最新のひのき屋を。 ぜひ、お試しあれ!

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『プラタナスの樹』(文・原子禅、写真・江本秀幸、監修・ひのき屋)は、ひのき屋の活動を1冊にまとめた本です。原子禅(代表作・『旭山動物園のつくり方』)の入念な取材と、江本秀幸(日本写真家協会会員)の美しい写真により、ドキュメンタリータッチで描かれています。